健康診断で「肝機能異常」「脂肪肝の可能性があります」と言われ、不安になったことはありませんか?
前回のブログでは、健診で肝障害を指摘された際の考え方についてお話ししました。
その続編として、今回は腹部超音波検査(腹部エコー検査)についてご説明します。
腹部エコーは、肝臓をはじめとしたお腹の臓器の状態を確認する、とても重要な検査です。
「痛みはありますか?」「どんなことが分かるのですか?」と質問されることも多いため、わかりやすくお話しします。
🧠 腹部超音波検査とは?
腹部超音波検査は、超音波を使ってお腹の臓器を観察する検査です。
主に、
・肝臓
・胆のう
・膵臓
・腎臓
などを確認します。
お腹にゼリーを塗り、機械を当てながら観察する検査で、
放射線を使わないため、体への負担が少ないことが特徴です。
痛みもほとんどなく、比較的短時間で行うことができます。
🔍 腹部エコーでどんなことが分かるの?
腹部エコーでは、さまざまな病気や異常を確認することができます。
例えば、
・脂肪肝
・肝臓の腫瘍
・胆石
・胆のうポリープ
・腎のう胞
・膵臓の異常
などです。
特に最近は、お酒をあまり飲まない方でも脂肪肝が増えています。
脂肪肝は、糖尿病や高血圧、脂質異常症とも関係しており、放置すると肝炎や肝硬変につながることもあります。
そのため、健診で肝機能異常を指摘された際には、腹部エコーで実際の肝臓の状態を確認することが大切です。
⚠️ 症状がなくても検査が大切な理由
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、病気が進行しても症状が出にくい特徴があります。
そのため、
・健診でAST・ALT・γGTPが高かった
・脂肪肝を指摘されたことがある
・数値異常が毎年続いている
といった場合でも、症状がないからと放置しないことが大切です。
腹部エコーを行うことで、血液検査だけでは分からない異常が見つかることもあります。
🌿 検査を受ける際のポイント
腹部エコーは通常10〜15分程度で終了します。
より正確に観察するために、
検査前は食事を控えていただく場合があります。
詳しい注意事項については、検査予約時にご説明いたします。
また、痛みが少なく負担の少ない検査のため、初めての方でも安心して受けていただけます。
🏥 当院での腹部超音波検査について
当院では、腹部超音波検査を行っています。
・健診異常の精密検査
・脂肪肝の評価
・腹痛や胃腸症状の原因検索
など、さまざまな場面で活用しています。
健診で肝機能異常を指摘された方や、脂肪肝が気になる方は、お気軽にご相談ください。
必要に応じて、生活習慣の改善についても一緒に考えていきます。
🌷 まとめ
腹部超音波検査は、肝臓や胆のう、膵臓などの状態を確認できる大切な検査です。
特に、健診で肝機能異常や脂肪肝を指摘された方にとっては、早めの確認が将来の病気予防につながります。
「症状がないから大丈夫」と自己判断せず、気になる健診結果がある場合は早めに相談しましょう。
地域のかかりつけ医として、皆さまの健康管理をサポートしてまいります。
大府市中央町の内科・消化器内科 村瀬医院
医師 村瀬和敏(総合内科専門医・消化器病専門医・消化器内視鏡専門医)


