「脈が飛ぶ感じがする」「ドキドキが続く」といった症状を感じたことはありませんか?
こうした症状の原因のひとつに、「心房細動(しんぼうさいどう)」という不整脈があります。
大府市でも、健康診断や外来で指摘されることがあり、特に中高年の方に多くみられます。
今回は、心房細動とはどのような病気か、注意点についてわかりやすくお話しします。
🧠 心房細動とはどんな病気?
心臓は規則正しく電気信号を送りながら拍動しています。
しかし心房細動では、この電気信号が乱れ、脈が不規則になる状態になります。
その結果、
・脈がバラバラになる
・動悸(ドキドキ感)
・息切れ
・疲れやすさ
などの症状が出ることがあります。
一方で、自覚症状がほとんどない場合もあり、健診で初めて見つかることも少なくありません。
⚠️ なぜ心房細動は注意が必要?
心房細動で特に問題となるのは、血栓(血のかたまり)ができやすくなることです。
心房の動きが不規則になることで血液がよどみ、血栓ができることがあります。
この血栓が脳に流れると、脳梗塞を引き起こす可能性があります。
心房細動による脳梗塞は、重症になることも多く、注意が必要です。
🌿 日常生活で気をつけたいこと
心房細動の予防や悪化を防ぐためには、生活習慣も大切です。
・血圧の管理(高血圧は大きなリスク)
・過度な飲酒を控える
・十分な睡眠をとる
・ストレスをためすぎない
といった点を意識しましょう。
また、動悸や脈の乱れを感じたときは、無理をせず安静にすることも大切です。
🏥 受診の目安と治療について
以下のような場合は、一度医療機関での評価をおすすめします。
・脈が不規則に感じる
・ドキドキが続く
・健診で不整脈を指摘された
・息切れやめまいがある
心電図などの検査で診断が可能です。
また、心房細動と診断された場合は、
脳梗塞予防のための治療(血液をサラサラにする薬など)が必要になることがあります。
さらに、症状や状態によっては、カテーテルアブレーションという治療が検討されることもあります。
その場合には、適切な高次医療機関へご紹介し、受診の手配をさせていただきますのでご安心ください。
🌷 まとめ
心房細動は比較的よくみられる不整脈ですが、放置すると脳梗塞のリスクにつながる重要な病気です。
症状がないことも多いため、健診での指摘やちょっとした違和感を見逃さないことが大切です。
気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。
地域のかかりつけ医として、皆さまの健康をサポートしてまいります。
大府市中央町の内科・消化器内科 村瀬医院
医師 村瀬和敏(総合内科専門医・消化器病専門医・消化器内視鏡専門医)


