健康診断で「尿酸値が高いですね」と言われたことはありませんか?
「痛風になったことはないから大丈夫」
「少し高いだけだから様子をみよう」
と思われる方も少なくありません。
しかし、尿酸値の異常は、痛風だけでなく、腎臓や生活習慣病とも関係していることが知られています。
今回は、尿酸値が高いと言われたときに知っておきたいポイントについてお話しします。
🧠 尿酸とは?
尿酸は、体の中で「プリン体」という物質が分解されることで作られます。
通常は尿として体の外へ排出されますが、
・作られすぎる
・排泄がうまくいかない
といった状態になると、血液中の尿酸値が高くなります。
これを「高尿酸血症」と呼びます。
⚠️ 尿酸値が高いとどうなる?
代表的なのが「痛風」です。
尿酸が結晶となって関節にたまり、
突然、足の親指などが強く腫れて激痛を起こします。
ただし注意したいのは、
痛風発作がなくても、尿酸値が高い状態が続いている方は少なくないということです。
高尿酸血症は、
・高血圧
・糖尿病
・脂質異常症
・慢性腎臓病(CKD)
などとも関係があると考えられています。
🍺 尿酸値が上がりやすい生活習慣
尿酸値には生活習慣が大きく関係します。
特に、
・アルコール(特にビール)
・甘い飲み物
・食べすぎ
・肥満
・運動不足
などは尿酸値上昇につながります。
また、脱水でも尿酸値は上がりやすくなるため、
これから暑くなる季節は特に注意が必要です。
🌿 日常生活で気をつけたいこと
尿酸値を改善するためには、
無理なく続けられる生活習慣の見直しが大切です。
・水分をしっかりとる
・飲酒量を見直す
・体重管理を行う
・甘い飲み物を控える
・適度な運動を続ける
などを意識しましょう。
すべてを完璧にする必要はありません。
まずは続けやすいことから始めることが大切です。
🏥 受診の目安
健診で尿酸値が高いと言われた場合、
・数値が高い状態が続いている
・痛風発作を起こしたことがある
・腎機能異常を指摘されている
・高血圧や糖尿病がある
といった方は、一度医療機関での相談をおすすめします。
状態によっては、生活習慣の改善だけでなく、薬による治療が必要になることもあります。
🌷 まとめ
尿酸値の異常は、痛風だけでなく、生活習慣病や腎臓の病気とも関係する大切なサインです。
症状がないからと放置せず、健診異常をきっかけに生活習慣を見直すことが大切です。
気になる健診結果がある方は、お気軽にご相談ください。
地域のかかりつけ医として、皆さまの健康管理をサポートしてまいります。
大府市中央町の内科・消化器内科 村瀬医院
医師 村瀬和敏(総合内科専門医・消化器病専門医・消化器内視鏡専門医)


