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高血圧・脂質異常症予防のための運動のポイントとは?無理なく続ける運動療法⑤

【運動療法】高血圧・脂質異常症予防のための運動のポイントとは?― 無理なく続ける運動療法⑤ ―


🌸 はじめに

健康診断で「血圧が高めですね」「コレステロールが少し高いです」と言われたことはありませんか。
高血圧や脂質異常症は、自覚症状がほとんどないまま進行することが多く、気づかないうちに心臓や血管に負担がかかってしまう病気です。

これらの病気の予防や改善には、食事療法や薬物療法に加えて、運動療法がとても重要です。
今回は、高血圧・脂質異常症の方に知っておいてほしい、運動の基本的な考え方についてお話しします。


❤️ 高血圧・脂質異常症と運動の関係

運動をすると、血管が広がりやすくなり、血液の流れが良くなります。
その結果、血圧が下がりやすくなり、血管への負担が軽くなることが知られています。

また、運動を続けることで、血液中の中性脂肪が減り、善玉コレステロールが増えやすくなるなど、脂質のバランス改善にも良い影響があります。

高血圧や脂質異常症は動脈硬化の原因となるため、日常的な運動習慣を持つことが、将来の心筋梗塞や脳卒中の予防につながります。


🚶‍♀️ おすすめは穏やかな有酸素運動

高血圧や脂質異常症の方におすすめなのは、ウォーキングなどの穏やかな有酸素運動です。
息が少し弾む程度で、会話ができるくらいの強さを目安にしましょう。

激しい運動を短時間行うよりも、軽めの運動を継続することが大切です。
1回20〜30分、週に3〜5回程度を目標に、無理のないペースで続けてみてください。


⚠️ 血圧が高い方の注意点

血圧が高めの方は、息を止めるような運動や、急に力を入れる動作には注意が必要です。
重たい物を一気に持ち上げるような動作では、血圧が急に上がることがあります。

運動中は、自然な呼吸を意識し、体に力を入れすぎないようにしましょう。
また、次のような症状が出た場合は、すぐに運動を中止してください。

・強い頭痛
・めまい
・胸の違和感や息苦しさ


🧘‍♂️ 筋トレは軽めに取り入れましょう

高血圧や脂質異常症の予防には、軽い筋トレを組み合わせることも効果的です。
第3回でご紹介したような、椅子を使ったスクワットや、かかと上げ運動などがおすすめです。

回数や強さは控えめにし、体調に合わせて行いましょう。
有酸素運動と筋トレを組み合わせることで、血圧や脂質の改善がより期待できます。


🩺 まとめ・受診の目安

運動療法は、高血圧や脂質異常症の予防・改善において、とても重要な生活習慣の一つです。
大切なのは、無理をせず、長く続けられる運動を選ぶことです。

血圧が高い方や、心臓・血管の病気を指摘されたことがある方は、自己判断せず、医師に相談しながら運動を行いましょう。
次回は、忙しい方でも続けやすい、生活の中でできる運動についてお話しします。

 

大府市中央町の内科・消化器内科 村瀬医院

医師 村瀬和敏(総合内科専門医・消化器病専門医・消化器内視鏡専門医)