🔬 ピロリ菌とは？胃がん予防につながる除菌のメリット〜大府市でも除菌できます〜

■ はじめに🌿

冬の寒さが続き、体調を崩しやすい季節になりましたね。
「胃の調子が悪い」「みぞおちが痛む」「食欲が出ない」など、胃に関するご相談も増えてきています。

その中で耳にすることの多い“ピロリ菌”。
名前は知っていても、どんな菌で、どんな影響があるのかご存じない方も多いと思います。
今日は、ピロリ菌についてお伝えしていきます😊

ピロリ菌（ヘリコバクター・ピロリ）は、胃の中にすみつく細菌です。
日本では特に中高年の方に多いとされ、幼いころの家族内感染が主な感染経路と考えられています。

胃の中は強い酸があるため、通常は菌が住みにくい環境ですが、
ピロリ菌は“アンモニア”を作って酸から自分を守り、胃の粘膜に住みつくことができます。

長年ピロリ菌がいると、胃の粘膜が炎症を起こし続け、
慢性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因になることがあります。
さらに、近年では 胃がんのリスクを高める可能性 も指摘されており、注意が必要です⚠️。

ピロリ菌が見つかった場合、「除菌治療」を行うことで将来の胃の病気を予防できると考えられています。
治療は、数種類のお薬を1週間ほど飲む方法で、多くの方が1回で除菌に成功します。

ただし、除菌できても胃の粘膜の状態によっては、定期的な経過観察が必要です。
また、除菌後も バランスの良い食生活・ストレスケア・適度な休息 が大切です🍀。

ピロリ菌は、胃に長くすみつくことでさまざまな病気の原因となることが知られています。
検査で見つかった場合、除菌治療を行うことで将来の胃の病気を予防できる可能性があります。

こうした場合は、早めに医療機関にご相談ください。
日々の小さな気づきが、健康を守る第一歩になります😊

大府市でもピロリ菌の検査・除菌治療が可能です。
不安なことがあれば、いつでも気軽にご相談ください。

医師　村瀬和敏（総合内科専門医・消化器病専門医・消化器内視鏡専門医）