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生活習慣病を防ぐための運動習慣

~将来の健康を守る「3つの運動」~

秋も深まり、朝晩の空気が少しずつ冷たくなってきましたね。
スポーツの秋と言われるようにこの時期は体を動かすのにちょうどよい季節です。運動は体重管理だけでなく、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病を予防し、将来の健康を支える大切な習慣です。
今回は、健康維持のために欠かせない「有酸素運動」「筋力トレーニング」「ストレッチ」についてご紹介します。


🏃‍♀️ 有酸素運動 ― 血管と心臓を元気に

ウォーキングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動は、心肺機能を高め、血圧や血糖値を安定させる効果があります。
脂肪をエネルギーとして使うため、内臓脂肪の減少にもつながり、動脈硬化の予防にも役立ちます。

目安は、「少し息が弾む程度」の強さで1回20〜30分、週に3〜5回程度。
無理をせず、散歩や買い物のついでに歩くなど、日常生活の中で自然に取り入れることが大切です。
続けることが何よりの効果につながります。


💪 筋力トレーニング ― 基礎代謝を上げて太りにくい体に

加齢とともに筋肉量は自然に減少し、基礎代謝も落ちてしまいます。
筋力トレーニングを取り入れることで、筋肉を維持し、血糖のコントロールを助け、転倒や骨折の予防にもなります。

スクワットやかかと上げ、腕立て伏せなど、自宅でできる簡単な運動で十分です。
特に太もも・おしり・体幹を意識して動かすと効果的です。
1日10分程度からでも始めてみましょう。継続することで、姿勢の改善や疲れにくい体づくりにもつながります。


🤸‍♂️ ストレッチ ― 体を整え、ケガを防ぐ

ストレッチは、筋肉や関節の柔軟性を保ち、血流を良くします。
運動前のウォーミングアップや、寝る前のリラックス時間に取り入れるのもおすすめです。
肩こりや腰痛の予防にも効果があり、体を動かすことへの抵抗感を減らしてくれます。

深呼吸をしながら、反動をつけずにゆっくり伸ばすのがポイントです。
「気持ちいい」と感じる程度で止めることで、無理なく続けることができます。


🌿 続けることが何よりの「薬」

運動は一時的な治療ではなく、毎日の「生活の一部」として続けることが大切です。
有酸素運動・筋トレ・ストレッチをバランスよく行うことで、体力・筋力・柔軟性が整い、心も体も軽やかになります。

最初から完璧を目指す必要はありません。
「週に数回」「10分だけ」でもかまいません。
無理なく続けることで、確実に体は変わっていきます。


🩺 まとめ

生活習慣病の予防には、食事・睡眠・ストレス管理に加えて「運動習慣」が欠かせません。
特別な器具や時間がなくても、日常の中でできることから始めることができます。
体を動かすことは、今だけでなく「未来の自分」への投資です。

体調に不安がある場合や運動の始め方に迷うときは、無理をせず、医療機関にご相談くださいね。

 

大府市中央町の内科・消化器内科 村瀬医院

院長 医師 村瀬和敏(総合内科専門医・消化器病専門医・消化器内視鏡専門医)